コスト重視ならMVNO、iPhoneも使える格安スマホのメリットとデメリットを検証

コスト重視ならMVNO、iPhoneも使える格安スマホのメリットとデメリットを検証

スマートフォンを探す時などに、MVNOという言葉を目にすることがあります。ややこしそうなイメージを想像しますが、簡単に言えばMVNOとは格安スマホのことです。docomo、au、softbankを3大キャリアと呼びますが、それ以外の移動通信事業者が提供するサービスがMVNO=格安スマホです。

現在徐々にMVNOを利用するユーザーが増えています。そこでこの記事では改めて、MVNOをテーマに格安スマホの仕組みとメリットについて考えてみましょう。キャリアか格安スマホか悩んでいる皆さんは、ぜひスマホ選びの参考にしてください。

MVNOとは?

移動通信事業者の大手3社はキャリアと呼ばれ、それ以外に新規参入した事業者は「MVNO(Mobile Virtual Network Operator)」と呼ばれています。日本語では「仮想移動体通信事業者」と言いますが、格安スマホと紹介したほうがずっと分かりやすいでしょう。

MVNOの基本的な仕組み

そもそも日本国内の通信サービスは、海外と比較して料金が割高だと言われています。そのため政府もキャリアに対して、料金の引き下げを求めてきました。その一方で通信事業者の枠を拡大したことで、ほかの業種の企業もスマホ事業に参入するようになりました。こうして生まれたのが、キャリアとは別にサービスを提供するMVNOです。

ただし、スマホを使えるようにするためには、基地局やアンテナなどの通信インフラを、全国規模で設置しなければなりません。MVNOがそれぞれにインフラを整備することは現実的ではありません。そこでMVNOでは、キャリアの通信インフラを借りて、スマホのサービスを提供しています。

通信に使用する設備自体はキャリアのものなので、電波状況や通信状況はキャリアとまったく変わりません。通信エリアも同じです。MVNOでは、直接スマホに接続するシステムだけを、各通信事業者が準備しているのです。

MVNOがお得に使える理由は?

MVNOは格安スマホと言われるとおり、使用料金の安さが最大の特長です。なぜMVNOは低料金なのか、それにはいくつかの理由があります。基本的には運営コストを抑えているわけですが、まずはキャリアの通信インフラを使うことで、設備の維持費を大幅にカットしていることがポイントでしょう。

一方でキャリアに対しては設備利用料を支払わなければなりませんが、MVNOではユーザーの数に合わせて、必要な分だけ設備を利用することでコストを抑えています。さらにサービスのほとんどをインターネット対応にして、サービス店舗の運営費と人件費とを抑えています。こうしたコスト削減対策によって、MVNOは格安料金でサービスを提供しているのです。

MVNOの上手な使い方

通信各社がさまざまなサービスを打ち出す中で、キャリアからMVNO=格安スマホへの乗り換えを検討する人も多いでしょう。では、MVNOにするとどのようなメリットがあるのか、ここから具体的に検証してみましょう。

MVNOのメリットはコストパフォーマンス

現在キャリア以外の通信各社では、料金の値下げ競争が激化しています。楽天モバイルでは、月額料金が実質0円というプランを提供していて、それを除いても低容量のデータ利用であれば、月額500円程度でスマホを使うことができます。

さらに、データ容量が大きいプランでも、キャリアに比べればかなりお得に利用でき、各社ともに大幅な値引きキャンペーンも行っています。コストの面から考えれば、スマホはMVNOが圧倒的に有利でしょう。

またサービスに関しても、「ネットと動画の使い放題」や「1年間かけ放題」などのお得なプランが充実しているほか、通信速度やサービス店舗数で差別化を図るなど、各社が工夫して魅力をアピールしています。ユーザーからすれば、自分に最もよく合ったプランを見つけられるというメリットもあるでしょう。

MVNOのデメリットは?

以前はMVNOに乗り換えた場合のデメリットがいくつか指摘されていました。主なデメリットとしては、キャリアで使用していたメールが使えなくなることや、通話料金が割高になること、そしてスマホの端末を自分で用意しなければならないことなどが挙げられていました。

しかし、現在ではユーザーの使い方が変化したことと、MVNO各社が端末まで販売するようになったことで、ほとんどのデメリットが解消されています。キャリアと比較しても、サービスはほぼ同等と言ってもよいでしょう。

MVNO=格安スマホにするべき?

通信状況やサポート体制に関する不安も、MVNOのサービスが進歩するにつれて過去のものになりつつあります。確かにキャリアに比べると、MVNO各社が提供するプランは種類が少ない気もしますが、それも各社のプランを比較して、自分に最適なものを選べばデメリットにはなりません。

何よりも、日常的にデータ通信を多く利用する人にとって、コスト面でのメリットは大きな魅力です。必要なサービスに絞って、コストパフォーマンスを重視するなら、今のタイミングでMVNOに乗り換えることをおすすめします。

まとめ

これまで、MVNO=格安スマホにすることには、サービス面での不安を抱く人が多かったかもしれません。しかしユーザーのスマホ活用法も変化していて、そのニーズに合わせてMVNOのサービスも日々進化を遂げています。

今後はキャリアも料金引き下げで対抗する可能性がありますが、今のところコストの点ではMVNOを使ったほうが有利です。サービス全般での不安も解消されているので、MVNOを試してみる価値は十分にあるでしょう。