何が変わった!?最新iPhone13デビュー
- 2021.09.28
- レビュー
2021年9月24日に、Appleの最新型スマートフォンiPhone13シリーズが発売されました。前作のiPhone12からはカメラ性能が大幅にアップし、新設計のチップを搭載して5Gの特性を最大限に生かせるようになりました。
このタイミングでiPhone13に機種交換すべきなのか、iPhone12とも比較しながら、最新モデルの実力を紹介します。スマートフォン選びの参考にしてください。
デビューした最新iPhone13の実力
今回登場したのは、iPhone13、iPhone13 mini、iPhone13 Pro、iPhone13 Pro Maxという4種類のモデルです。まずは主要なスペックを確かめておきましょう。
iPhone13シリーズの主要スペック
機種タイプ | iPhone13 mini | iPhone13 | iPhone13 Pro(Pro Max) |
CPU | A15 Bionic | A15 Bionic | A15 Bionic |
メモリ/ストレージ | 4GB / 128.256.512GB | 4GB / 128.256.512GB | 6GB / 128.256.512GB.1TB |
メインカメラ インカメラ | 1200万画素(デュアル) 1200万画素(シングル) | 1200万画素(デュアル) 1200万画素(シングル) | 1200万画素(トリプル) 1200万画素(シングル) |
OS | iOS15 | iOS15 | iOS15 |
ディスプレイ | 5.4型有機EL | 6.1型有機EL | 6.1型有機EL(6.7型) |
画面解像度 | 2340 x 1080 | 2532 x 1170 | 2532 x 1170 (27782 x 1284) |
本体サイズ 縦/横/厚さ | 131.5×64.2×7.65mm | 146.7×71.5×7.65mm | 146.7×71.5×7.65mm (160.8×78.1×7.65mm) |
重量 | 約140g | 約173g | 約203g(約238g) |
バッテリー | 2406mAh | 3095mAh | 3095mAh(4352mAh) |
参考価格(税込) | 86,800円~ | 98,800円~ | 122,800円~ (134,800円~) |
シリーズ共通で、CPUは6コアの新型A15 Bionicが搭載されました。さらに4コアもしくは5コアの新型GPUを組み合わせることで、一般的なパソコンをしのぐ処理能力を発揮します。
またiPhone13ではカメラ性能が一段と向上し、画素スペック以上の写真や動画を撮影することができます。4種類のモデルでは、ストレージ容量が128GB~1TBと開きがあり、それに合わせて参考価格も86,800~194,800円の間で設定されています。
iPhone13シリーズの特徴
iPhone13は、45度の角度で配置したデュアルレンズ、Proシリーズではトリプルレンズを装備しており、大幅なカメラ性能のアップを可能にしました。超広角でワイドな写真が撮れるだけでなく、AIがユーザーの好みに最適な質感の1枚に仕上げます。
iPhone12に比べて47%も多くの光を取り込むカメラは、写真の中の暗い部分からも詳細な情報を引き出します。特にナイトモードでは、暗いシーンでも被写体を明るくクリアに、しかも豊かな色彩までも写し出します。
動画撮影ではシネマティックモードを搭載し、ドルビービジョンHDRでの撮影に加えて、まるでフィルムで撮ったように奥行きのある、映画のワンシーンを思わせる映像を撮影できます。しかもA15 BionicのCPUが、超高速処理により一段とスムーズで高画質な動画撮影を可能にします。
そのほかにも、超剛性ボディや防水・防塵機能、生体認証などはそのままに、細かい点まで性能・機能アップが図られています。以下では、それらの変更点をiPhone12と比較しながら紹介していきます。
iPhone12からiPhone13への進化
iPhone13は、iPhone12の特徴を継承し、性能面で進化を遂げたモデルだと言えるでしょう。デザインはほとんど変更がなく、基本的な機能も受け継いでいますが、あらゆる部分で性能アップが施されています。
最新シリーズでの変更点
まず、iPhone13ではCPUが最新のA15 Bionicに変更され、チップセットが総合的にパワーアップしたことで、動画再生やゲームで今まで以上の高速処理が可能になりました。また同時に処理効率が向上したため、バッテリーの駆動時間もiPhone12に比べて1.5~2.5時間長くなっています。
ディスプレイは全タイプが有機EL仕様で、最大輝度が800ニト(Proでは1000ニト)に高められるなど、明るさが向上しました。Proシリーズでは120Hzリフレッシュレートにも対応して、一段とスムーズな画像処理が可能になっています。
カメラ機能は大幅に変更された上、iPhone12ではProシリーズだけだった「センサーシフト光学式手ブレ補正機能」が全モデルに搭載されました。新しい写真フィルター機能の「フォトグラフスタイル」と、動画の「シネマティックモード」はiPhone13に追加された新機能です。
今回iOS15が搭載されたことで、友人や知人とのコミュニケーション機能が一段と強化されました。新機能のShare Playでは、通話相手と一緒に音楽を聴いたり、映画を観たりすることもできます。さらにプライバシー保護機能も強化され、Safariにも多くの新機能が追加されています。
iPhone13を選ぶメリットは?
iPhone13がデビューしたため、iPhone12は最大で1万円程度値下げされました。性能へのこだわりが強くなければ、コスト面ではiPhone12を選んだほうがかなりお得です。反対に、格段に向上したカメラ機能など、より高性能なスマートフォンを望む場合には、当然iPhone13を選ぶべきでしょう。
さらに、この先数年で5Gを取り巻く環境が大きく進歩する可能性があります。iPhone13なら、5Gの情報量を十分に活用できるでしょう。ひと足早く5Gを楽しみたい人は、今のタイミングでiPhone13を選んだほうがよいかもしれません。
まとめ
今回デビューしたiPhone13では、デザインから一新するような全面モデルチェンジではなく、性能面を強化するマイナーチェンジの感があります。それでも処理速度やカメラ機能では、ほかのスマートフォンをはるかに凌駕する高性能を実現しています。
また、ディスプレイ機能の向上、アプリ機能の充実、セキュリティ機能の強化など、すみずみまで目を通して性能アップが図られています。総合的に見ても、間違いなく現在最先端のスマートフォンと言えるでしょう。片手に収まる超高性能を、ぜひ一度手にして試してみてください。
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