iPhone13のCPUと5G対応、進化したiPhoneSE3がデビュー

iPhone13のCPUと5G対応、進化したiPhoneSE3がデビュー

iPhone13の発売開始から半年、今度は廉価版のiPhone SE第3世代が発売されました。iPhone13と同じA15 Bionicチップを搭載して、5Gにも対応するコストパフォーマンスに優れた新モデルです。今回のバージョンアップのポイントは何なのか、また前モデルとの違いは何なのか、2つのモデルを比較しながら、新しいiPhone SEの魅力に迫ってみましょう。

iPhone SE(第3世代)の特徴

iPhone SE(第3世代)は、前モデルのデザインを踏襲しながら、なるべくコストアップを抑えつつ、CPUをはじめとする各種機能と性能をバージョンアップしています。

iPhone SE3の主な特徴

全体的なデザインはiPhone SE2からほとんど変更なく、重量がわずかに軽くなっただけで、サイズはまったく同じです。IP67規格の防水・防塵性能を受け継ぎ、iPhone13で採用した強化ガラスによりボディ剛性がアップしています。

iPhone SE3では、プロセッサがiPhone13と同じA15 Bionicチップに進化しました。その結果、処理機能とグラフィック性能が大幅にアップしています。そして何よりも今回のiPhone SE3からは、通信機能が5G対応になった点が大きな変更点と言えるでしょう。

iPhone SE3の主要スペック

次に、1世代前のiPhone SE2とiPhone SE3とのスペックを比較してみましょう。主な仕様は以下のとおりです。

機種タイプ iPhone SE(第2世代) iPhone SE(第3世代)
CPU A13 Bionicチップ A15 Bionicチップ
ストレージ 64GB / 128GB / 256GB 64GB / 128GB / 256GB
メインカメラ   インカメラ 1,200万画素(広角)   700万画素 1,200万画素(広角)   700万画素
OS iOS15.4 iOS15.4
ディスプレイ 4.7インチ液晶 4.7インチ液晶
画面解像度 1,334 x 750 1,334 x 750
本体サイズ 67.3×138.4×7.3mm 67.3×138.4×7.3mm
重量 約148g 約144g
5G対応 非対応 対応
参考価格(税込) 49,800円~(アップルストア) 57,800円~(アップルストア)
発売開始 2020年4月 2022年3月

スペック上では、CPUがA15 Bionicチップにバージョンアップした以外に、特に目立った変更点はありません。ただしCPUがiPhone13と同じレベルに進化したことで、スペックには表れない部分では、全般的に性能アップしています。次に、その中から注目すべきポイントを紹介しましょう。

ここが進化した、iPhone SE(第3世代)

もしもスマホを買い換える場合、価格の面からiPhone SE2を選ぶのか、それとも機能面でiPhone SE3を選ぶのか、選択を迷っている皆さんのために、前モデルから進化したiPhone SE3の機能について解説しておきましょう。

①最新のA15 Bionicチップを搭載

今回のバージョンアップで最大のポイントは、CPUがiPhone13と同じ最新のA15 Bionicに進化したことです。その結果コストを抑えながら、基本性能はiPhoneシリーズで最高レベルになりました。グラフィック性能がiPhone SE2に比べて1.2倍高速になったほか、アプリの読み込み速度がアップして、ゲームの操作性も向上しています。

CPU以外では、非公開ながらRAM容量が3GBから4GBにパワーアップしたと言われていて、これも処理速度向上のポイントになるでしょう。ストレージに関しては、前モデルからの変更はありません。

②5Gへの対応

もう1つの目玉が、5Gへの対応です。今後5Gへの移行がスムーズに進んだ場合、5G非対応のモデルでは、サービスをフルに活用できません。iPhone SE3は、ミリ波には対応していませんが、4大キャリアが使用している5Gの周波数はすべてカバーしています。iPhone SE2は5G非対応なので、今後も長く使用する場合は、今のタイミングでiPhone SE3を選んだほうがよいでしょう。

③カメラ性能の向上

レンズの設定や画素数だけ見ると、iPhone SE3とiPhone SE2には違いがありません。しかしCPUがA15 Bionicになったことで、画像処理の能力がレベルアップしました。また、iPhone 13に搭載されている「スマート HDR 4」「フォトグラフスタイル」「Deep Fusion」など、最新の画像処理機能も使えるようになりました。

④バッテリー容量がアップ

バッテリー容量も非公開ですが、CPUやOSの進化により、効率的なバッテリー駆動が可能になっています。iPhone SE2に比べるとビデオ再生で最大2時間、オーディオ再生で最大10時間長持ちするようになりました。充電はワイヤレス充電器の上に置くだけで完了し、ゼロから50%までわずか30分という急速充電も可能です。

⑤その他のポイント

外観やデザインはiPhone SE2から特に変更はなく、ディスプレイのサイズは現行iPhoneシリーズでは最小です。カラーはミッドナイト(ブラック)、スターライト(ホワイト)、レッドの3色ですが、レッド以外はiPhone SE2とやや色あいが異なります。

Touch IDを内蔵したホームボタンも前モデルから引き継がれ、指紋認証もそのままです。それ以外のボタンのサイズや位置も、iPhone SE3とiPhone SE2で違いはありません。

まとめ

今回のバージョンアップでは、主な仕様は前モデルからそのまま受け継ぎ、構造や各種ボタン類の配置を共通化することで、コストを抑えながら性能アップを目指したと考えられます。たしかに全体的にマイナーチェンジであり、新モデルという目新しさはないかもしれません。

しかし、前モデルからわずか8,000円の価格アップ(Apple Store)で、最上位機種のiPhone 13に通じる性能と機能を体験できることは、大きな進化だと言えるでしょう。今後5Gのサービスが本格的に始まった時こそ、iPhone SE3が実力を発揮するのではないでしょうか。