もしもiPhoneが水没したら、その確認方法と対処法を解説

もしもiPhoneが水没したら、その確認方法と対処法を解説

携帯電話の時代から現在のスマホに至るまで、水没は機器にとって致命的なアクシデントです。最悪の場合機器そのものはもちろん、保存されたデータまですべてが使えなくなってしまいます。

現在多くのスマホが防水機能を備えていますが、もしも水没した場合には、どの程度までダメージを抑えられるのでしょうか。この記事ではiPhoneを例にして、スマホの防水性能と水没した場合の対処法を紹介します。

iPhoneの防水性能を検証

iPhoneでは新しいモデルになるにつれて、防水性能も向上しています。スマホには「保護等級」という基準があり、その数値によって防水性能を確認することができます。最初に、その確認方法から解説しましょう。

スマホの防水性能基準とは?

iPhoneでもスペックを確認すると、「IP68」のような防塵防水規格が表記されています。これは国際電気標準会議(IEC)で決められた世界標準規格で、ハードウェアに備わった外部からの保護等級を表します。

現在iPhone13シリーズの保護等級は「IP68」です。IPに続く最初の数字は防塵性能を表し、その後ろの数字が防水性能を表しています。防水性能が「8」になると、継続して水中で使用しても影響が出ないという高い防水レベルです。それなら、iPhoneを持ったままプールで泳いでも大丈夫なのでしょうか?

iPhoneの防水対応レベル

iPhoneの防水性能は、Appleの実験室でテストされており、大まかに言うとiPhone7シリーズ以降は一定レベル以上の防水性能を備えています。以下、防水性能のレベルごとにiPhoneシリーズを並べてみましょう。ここに挙げたモデル以外は、防水性能が保障されていないと考えてください。

①IP68等級(深さ6mまで、最長30分間まで耐水)

・iPhone 13

・iPhone 13 mini

・iPhone 13 Pro

・iPhone 13 Pro Max

・iPhone 12

・iPhone 12 mini

・iPhone 12 Pro

・iPhone 12 Pro Max

②IP68等級(深さ4mまで、最長30分間まで耐水)

・iPhone 11 Pro

・iPhone 11 Pro Max

③IP68等級(深さ2mまで、最長30分間まで耐水)

・iPhone 11

・iPhone XS

・iPhone XS Max

④IP67等級(深さ1mまで、最長30分間まで耐水)

・iPhone SE(第2世代)

・iPhone XR

・iPhone X

・iPhone 8

・iPhone 8 Plus

・iPhone 7

・iPhone 7 Plus

出典:「iPhone7以降の防沫・耐水・防塵性能について」Apple公式サイト

このように、IP68等級でも防水性能にランクがあることが分かります。また、iPhone7からiPhoneSEまでは1つ下のIP67等級であることに注意してください。ただし、いくら防水性能が高いとはいえ、iPhoneを身につけたまま泳ぐことは、Appleの公式サイトでも避けるように注意されています。

iPhoneが水没した場合の対処法

では、もしも運悪くiPhoneが水没してしまった場合、ダメージを確かめるためには何をすればよいのでしょうか。ここから、水没への対処法全般を紹介します。

iPhoneが水没した場合の応急処置

水没直後はiPhoneを乾燥させて、内部への水の侵入を抑える必要があります。以下の手順に従って、応急処置を行いましょう。

①iPhoneの電源を切る

②水以外の液体に浸かった時には、まず水道水ですすぐ

③柔らかい布などでiPhoneの水気を取る

④Lightningコネクタを下に向けて水気を排出させる

⑤iPhoneを自然乾燥する

⑥乾いたことを確認してから、SIMトレイを開けてSIMを取り出す

iPhoneを乾燥させる時に、ドライヤーなどで高温の空気をあてることは避けましょう。水没にすぐに気づいて取り出していれば、比較的短時間で自然乾燥できます。

iPhoneが水没した場合の症状チェック

応急処置後には、まず以下のような症状が見られないかどうかを確認してください。

・電源が入らない

・勝手に再起動を繰り返す

・ディスプレイが正常に表示されない

・さまざまな動作不良が起こる

・本体が過熱状態になる

こうした症状がすぐには現れなくても、徐々にダメージが進行する場合があるので、心配な時にはそのまま使わずに修理を依頼するようにしてください。

iPhone水没時の注意点

iPhoneには液体侵入インジケータ(LCI)が、SIMスロットの内側に搭載されています。LCIが赤くなっている場合、本体内に水が侵入した可能性があります。ただし、乾燥せずにあわててSIMトレイを開けてしまうと、その時に水が侵入してしまうかもしれません。

また水没後の充電は、念のため5時間以上乾燥させてから行いましょう。乾燥後に電源を入れてみて異常がないようなら、すぐにバックアップ作業を行ってください。その後に不具合が生じたとしても、重要なデータを安全に残すことができます。

最終的に修理が必要と判断した場合、水没のケースでは保障期間の対象にはなりません。購入して間もないiPhoneでも修理代が発生します。完全に故障してしまうと、重要なデータを業者に依頼して復元することも必要になるでしょう。

まとめ

新しく登場しているほとんどのスマホには、かなりハイレベルな防水機能が装備されています。しかし防水とはあくまでも保護機能であり、積極的に水中で使用してもよいという保障ではありません。なるべく水に濡らさないにこしたことはないのです。

うっかりiPhoneを水没させてしまったら、急いで水中から救い出して、まずは乾燥させてください。気づかずに長時間水没状態だった場合は別ですが、短時間であれば防水機能でスマホは守られています。焦らず落ちついて乾燥させてから、手順通りに応急処置を施してください。